依存癖のある友人から依存されて悩んでいませんか。
友人があなたに依存してしまうと、友人もなかなか自立をすることができず、何よりあなた自身も負担になってしまいますよね。
でも、あなたの友人は一体、どうしてあなたに依存しようとするのでしょうか。
そこで今回は、あなたに依存する友人の「3つの心理」についてご紹介していきます!
1.自分の希望は言わず、与えてもらえるのを待つ
あなたの友人は、あなたに対して、ほしい物や希望を何でも率直に言うタイプでしょうか。
おそらく、自分からは何も言わずに、あなたが与えてくれるのを黙って待っているタイプではないでしょうか
基本的に、依存癖のある人というのは、「自己主張」や「自分の希望を伝えること」が苦手です。
そのため、自分から何も言わなくても、食事をおごってくれたり世話をしてくれる人を好む傾向があります。
逆に言えば、あなたが友人に気を利かせて、友人のためにしてあげていることが…
結果的に、あなたへの依存を促している…ってことになります。
2.隠し事をする
友人の「自己主張をしない」という性格は、あなたに対して「隠し事をする」という心理につながっていきます。
隠し事とはつまり、友人のコンプレックスや家庭の悩みなど、あまり「人には言いにくい」ような事柄を内側にしまい込むことです。
でも、あなたにしてみれば、せっかく友人に対してこれだけ親身になっているのですから…
「隠し事なんかしないで、もっと何でも相談してほしい」って思いますよね。
しかし、依存癖のある人は、悩みをあまりはっきりと口にしないところがあるため…
肝心の友人の問題点が見えにくくなってしまい、なかなか解決できない… という状態に陥りがちです。
また、友人にとっては、あなたが「問い詰めない人」だからこそ、「居心地がいい」と感じている可能性があります。
3.依存しやすい相手だけを選んでいる
依存癖のある友人と付き合う上で、あなたが覚えておかなければならない大事なことが1つあります。
それは…
友人は、数ある相手の中から、特に「あなただけ」を選んで依存をしている… ということです。
誰にでも依存するわけではない
つまり友人は、誰にでも依存をしているわけではないんです。
「誰に依存するかを選んでいる…」これは、意外と重要なポイントです。
つまりあなたは、友人にとって「依存しやすい相手」ってことになります。
あなたはおそらく、
・友人を否定しない
・友人を問い詰めない
・友人を邪険に扱わない
・友人におごってあげる
…など、友人にとっては「優しい」を通り越して、「都合がいい人」と思われている可能性があります。
せっかくの好意が…
でも、あなたにしてみれば、せっかく友人のためを思って、好意でよくしてあげているはずなのに…
そのことが原因で「依存されてしまう」というのは、やはり複雑な心境ですよね。
ここが、友人同士の依存関係の難しいところです。
他へ行くことができない
もしも、友人が、あなた以外の相手にも、手当たり次第依存しようとしているのなら…
あなたは、「気が向いたら、いつでも来てくれれればいいよ」って思えますから気持ちは楽ですよね。
また、仮にあなたが突き放したとしても、友人はほかの依存先へ行くことが可能です。
でも、「あなただけ」に依存しているとなると…
あなたが友人を突き放した時、友人は依存先そのものを失ってしまうことになります。
急に突き放してしまうと、あなたに依存しきってしまっている友人は、思い詰めて何をしでかすかわかりません。
こうなると、場合によっては、友人の死活問題にも関わってきますから、オイソレと友人を突き放すことができなくなってしまうんです。
でも、この状態を断ち切る「たった1つ」の方法があります。
他の依存先を知らせてあげる
「依存状態」というのは、言い方を変えると、「選択肢がない状態」です。
ですので、「ほかの依存先を増やしてあげること」
…これが、一見正しくないことのように見えて、実は依存を断ち切る最も効果的な方法なんです。
たとえば、依存癖のある友人も、その気になれば、親を頼る、スキルを身に付ける、アルバイト始める…
等々、いろいろな選択肢があるはずですよね。
でも、あなたに依存している友人は、これらの選択肢が見えていないか、あるいは目を背けようとしているんです。
こうして結果的に、「あなただけに」依存してしまっているわけです。
ですので、あなたが友人にしてあげるべき最善のことは…
あなた以外の「ほかの依存先」を教えてあげることです。
これが、あなたにとっても、友人にとっても、双方が最も「良い状態」になることができる「たった1つ」の方法です。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、依存癖がある人の3つの心理と、その対処法についてご紹介してきました。
最も重要なことは、あなたが友人を問い詰めたり、友人の依存癖を「直そう」と考えるのではなく…
他に依存できる先を提示してあげることです。
自分の親や他の友人、友人の職場など、あなた以外の依存先が見つかって、友人がそれぞれに対して少しずつ依存できるようになれば…
あなたへの依存の度合いは次第に弱まり、結果的に友人の依存癖も改善されていくことになります。
また、「友人の依存癖」に関連して…
こちらの記事も、ぜひ参考になさってみてください。