「ありがとうが素直に言えない」と、悩んでいませんか。
他人の親切に対して、うまくお礼を言えない人というのは、多くの場合、育ってきた家族環境に原因があります。
こうした原因を知ることが、「ありがとうをうまく言えない」悩みの解決につながります。
そこで今回は、あなたが「ありがとう」とお礼を言うことを苦手だと感じてしまう、「3つの原因」をご紹介していきます!
なぜありがとうが苦手なのか
「ありがとう」を素直に言えない、と感じている人の多くは…
「ありがとう」と声に出して言うことに対して「照れ」があります。
ありがとうは照れくさい?
ここで、
「えっ、普通、だれでも照れくさいもんなんじゃないの?」と、考えてはいけません。
ありがとうが素直に言える人というのは、そもそも「照れる」ということがないからです。
ですので、「ありがとうを言うのが照れくさい」と考えるのではなく…
「なぜ自分は、お礼を言うことを照れくさいと感じるのか」
という原因をよく把握しておく必要があります。
多くの場合、それは育ってきた家庭環境に原因があります。
具体的には、夫婦間でどちらかがどちらかに何かをしても、夫婦がお互いお礼を言わない… というような家庭です。
家庭でそもそも言う習慣がない
ありがとうに限らず、こうした挨拶言葉というのは、本来は「家庭」で身に付けるべきものです。
しかし、「ありがとうを言わない家庭」で育った人は、「ありがとう」そのものに慣れていません。
そのため、あなたもいざ「ありがとう」を言おうとすると、『照れ』を感じてしまう… ということになります。
ですので、あなたがありがとうを言うのが苦手なのは…
あなたの親が、家庭の中で、「ありがとう」を言おうとしなかったことが最大の原因です。
実際のところ、あなたは今も、親に対して「ありがとう」を言うことに抵抗を感じているのではないでしょうか。
「言わなくて良い」と判断してしまう
家庭で「ありがとう」を言う習慣を身に付ける機会がなかった人は、成長してからも次のように考えます。
「わざわざお礼を言うほどのことでもないだろう…」と。
しかし、実を言うと、この考え方は「間違って」いるんです。
例えば、友人が、あなたに親切な行為をしてくれた時…
あなたが「ありがとう」と言って、相手が「お礼なんていいですよ、水臭い」というのが、「本来あるべき」やりとりです。
「お礼など言わなくていい」という判断するのは、親切をした側であって、親切に「された側」ではありません。
それなのに、親切にされた側がお礼も言わずに、「言わなくて良いだろう」と自分で『勝手に』判断をする…
これは、いわば「ルール違反」です。
お礼を言われるのは嬉しいこと
お礼というのは、言われれば、確実に「嬉しい」ものです。
言われた側は、「また親切にしてあげたい」という気持ちになります。
しかし、あなたが「お礼なんて言う必要はない」と勝手に判断してしまうと…
相手は、あなたのことを「お礼が言えない人」と判断してしまいます。
こうなると、相手から、次に親切にしてもらえる確率も下がってしまいます。
お礼を言えない人が集まってくる
また、あなた自身が「お礼を言わない」という態度を続けていると…
あなたの周囲には、「お礼を言えない人」たちばかりが集まってくることになります。
すると、どうなると思いますか?
彼らは、あなたにものを借りたりあなたに親切にしてもらっても、あなたに対してお礼を言いません。
こうなると、お互いがお礼を言わないわけですから…
「他人に親切にしよう」という発想自体が、あなたの周囲から完全になくなっていってしまうんです。
「人が人を助けない」ってことですから、これって… かなり殺伐とした人間関係だと思いませんか?
お礼はしすぎるぐらいでちょうどいい
こうした「助け合いのない人間関係」を打破するためには…
「ありがとうございます」を口癖にしましょう。
「お礼が苦手な性格」というのは、ほんの少しのトレーニングで簡単に克服することができます。
それは、「とにかく毎回お礼を言う」…これだけです。
ほんの少しのことでも、「親切だ」と感じたら、すぐに「ありがとう」を言うようにしてみましょう!
「ありがとう」とか「お礼」というのは、人間関係の潤滑油ですから、言い過ぎるくらいでちょうど良いのです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、あなたが「ありがとう」の言葉を言うのが苦手だと感じてしまう原因として…
1.家族同士がお礼を言わない家庭だった
2.お礼を言うことに抵抗がある
3.「わざわざお礼なんて言わなくてもいいだろう」と自分で勝手に判断してしまう
以上3つのポイントについてご紹介してきました。
この3つは、それぞれが関連してし合っています。
根本はやはり、「お礼を言わない家庭で育った」というのが原因です。
お礼をきちんと言えないと、いずれ必ず周囲から協力が得られなくなっていきますから、くれぐれも気をつけるようにしましょう!
ぜひ、参考になさってみてくださいね。