人から、「気が利かない奴だ」と言われたことはありませんか。
「気が利かない」の反対は、「気が利く、配慮がある、気配り上手」ということになりますが、でも、いったいその違いはどこにあるんでしょうか。
今回は、人から「気が利かない奴だ」と言われたときの「3つの対処法」についてご紹介していきます!
1.自分がして欲しいことをする
気が利く人と、気が利かない人との間には、実は大きな隔たりがあります。それは…
「相手に喜んでほしい」という思いが、あるか否かです。
気が利かない人の多くは、基本的に「人に喜んで欲しい」という思いが少ないんです。
反対に、気が利く人というのは「人が喜ぶことを進んでしよう!」という気持ちをいつも持っています。
「いつも」ってとこがポイントです。「その時だけ」とかじゃないんですね。
そこで、「気が利く人」と言われるためには、まず、「人が喜ぶことをしよう!」と決めてみましょう。
何をすればいいの?
でもそうなると、次に問題になるのは…「じゃあ、具体的に何をすればよいのか…」ということですよね。
これは至ってシンプルです。
「自分がされて嬉しいことを相手にもする」…これだけです。
実は、「自分がされて嬉しいことを相手にもする」というフレーズは、大昔から言われているんですが、出典は、なんと!あの『聖書』なんです。
聖書の中に、「自分がされて嬉しいことを相手にもしなさい」という、そのままの言葉があり、これが2000年以上も残っている… というわけなんです。
そのため、これは「黄金律」とも呼ばれています。
要は、「自分がされて嬉しいことを相手にもする」っていうのは、この地球全体で通用する「ルール」のようなものなんです。
自分がされて嬉しい、というのは、例えば…
・重い荷物を持ってあげる
・掃除を手伝ってあげる
・忙しそうな人を手伝ってあげる
…等々です。
2.もしも自分だったらと考える
この時、重要になるのは、「もしも自分だったら…」という考え方です。
自分がもしも重い荷物を持っていたら、やっぱり「誰か他の人が来て手伝ってくれないかなぁ」って思いませんか。
自分がそう思うことを他人にもできる人… これが「気が利く人」ってことです。非常にシンプルですよね。
気が利かない人の多くは、「もしも自分だったら」という発想が抜けていることが多く…
そのため、「相手の身になって、相手のためになることをする」というのがなかなかできないんです。
相手も同じ
先程の例で言えば、あなたが重い荷物を持っているとき、「誰かに手伝って欲しい」と感じる、ということは…
他の人も、重いものを持っているときは、やっぱり同じように「手伝って欲しい」と感じるはずです。
自分は重いのに、他人は重くないなんてありえないですよね。
あなたが重いと感じているものは、他人も「あなたと同じように」重いと感じています。
だから、他人が苦しんでいるときには手伝ってあげる… これが「気が利く人」です。
「相手の身になって考える」…このことをぜひ、心がけるようにしてみましょう!
3.全体を見渡す
「気が利く人」と言われるために効果的なのは…「全体を見渡す」ことです。
気が利く人というのは、常に全体を見ています。
工場で言えば、自分のいる製造ラインだけでなく、隣のラインや1日の生産数などもちゃんと考えて自分の仕事をする…
そして、一番スピードが遅いところ、一番手伝うべきところを進んで手伝おうとします。
これが、「気が利く人」の仕事のスタイルです。
反対に、気が利かない人というのは…
基本的には「自分のこと」しか頭にありません。
「自分が疲れるかどうか」「自分の義務かどうか」…という事しか考えないため、周囲のことにまで気が回らないんです。
全員が得をする
例えば、流れ作業をしていて、ある1つのポイントで作業が止まっているとします。
このとき、周りの状況をよく見ていれば…
「流れてくるものを待つのではなく、止まってるポイントに行ってそこを手伝うべきだ」ということが分かりますよね。
そして、そのポイントを手伝えば、全体がうまく回って生産数が伸び、会社の利益にもつながって、結果的にあなた自身も得をするわけです。
自分を犠牲にするのではない
ですので、「気が利く」というのは、なにも「自分を押さえつけてまで人に尽くす…」ということではないんです。
全体が良くなれば、めぐりめぐってあなた自身も得をします。
「手伝うなんて面倒くさい!」
などと思わずに、周囲をよく見渡して必要なところを手伝い…
・「あなたは本当に気が利くね!」
・「あなたがいて助かった!」
…と、言われるようなことを積極的にしていきましょう!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「気が利かない奴だ」と言われたときの対処方法として…
1.
自分がして欲しいことを相手にもする。
2.
もしも自分が「逆の立場だったら」と考える。
3.
全体を見渡して、全体が得になることを進んで行なう。
以上3つのポイントについてご紹介してきました。
「気が利く」「気配り上手」というのは、社会人にとっては、いわば必須のスキルですから、ぜひ、参考にしてくださいね!
追記
また、「恋愛」も基本は同じです。
「長く続くカップル」というのも、結局のところ、お互いがどれだけ「相手に気を配れるか」というのが最重要ポイントになります。
【 長く続くカップルの特徴 】
こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ、参考になさってみてくださいね。