ホワイトデーが近づくと、「お返し」に頭を使いますよね。
「バレンタインでもらったのが義理チョコでも、ホワイトデーのお返しは必要なのかな…」と。
世の中の女性たちが、「バレンタイン」で頭を悩ませている一方で…
「ホワイトデーのお返し」というのは、男にとって、これまたややこしい悩みの一つです。
実際のところ、「お返しなんて面倒くさい!」というのが正直なところですよね。
そこで今回は、「バレンタインにもらった義理チョコに対し、お返しは必要か否か」というテーマでお話をしていきたいと思います。
ケースバイケース
「ホワイトデーにお返しが必要かどうか」というのは、完全にケースバイケースです。
バレンタインの際に、「誰からどのようにもらったのか」を個別に考えていかなければなりません。
本当、ややこしいことこの上ないですよね(笑)
組織なら、お返しは必要
まず、始めに考えるべきことは…
バレンタインでもらったチョコレートが、「組織内で一律なのか、それとも個人なのか」という点です。
「組織ぐるみの義理チョコ」というのは、具体的には…
・職場や会社の部署、教室、サークルなど一定のグループ内で、
・女性たちが連名で、
・グループの男たちに一律バレンタインのチョコレートを渡す。
こういったケースを指します。
この場合、お返しは「必須」です。
なぜなら、「組織ぐるみ」の場合、「本当はチョコレートなんてあげたくなかったけど、全体の雰囲気に従った」という女性も少なからずいるからです。
男は、そういう女性に対して、何よりも「敬意」を払わなければいけません。
もしも、組織ぐるみでチョコレートをもらったにもかかわらず、男たちがホワイトデーのお返しをしないと…
「お返しももらえないのに、どうして女性だけがわざわざ自腹を切ってチョコレートなんて買わなくちゃいけないの?」
と、組織に対して不満や不信感を抱くようになるからです。
職場や学校、サークルなど、「組織単位」でバレンタインのチョコをもらった場合は…
「ホワイトデーに必ずお返しする」のは、いわば仕事の一環だと言えます。
個人の場合は?
一方、「個人でもらった義理チョコ」というのは、なかなか線引きが困難です。
一口に、「義理チョコ」といっても…
・女性が密かに、男性を想っているケース
・男性が密かに、女性を想っているケース
・男性も女性もその気がなく、完全に「義理チョコ」であるケース
・夫婦間であるケース
・娘が父親にチョコレートをあげるケース
などなど、実に様々だからです。
こうした多様なケースがある中で、あえて一つ鉄則をご紹介しておくと…
「相手がアカの他人で、義理であればあるほど、お返しは必要」
「相手が、肉親なら、お返しは不要。将来的に無しにしていく」
と、なります。
肉親なら不要
たとえば、あなたが将来結婚して、妻や娘からバレンタインのチョコをもらった場合は…
基本的にお返しは必要ありません。
なぜなら、お返しをしようとしまいと、そもそもバレンタインのチョコレート自体、その出どころは「家のお金」だからです。
例えば、妻があなたにバレンタインのチョコレートを渡し、あなたが妻にホワイトデーのお返しを渡すとします。
この場合、プレゼントをあげて、お返しをもらって、一見、「差し引きゼロで、トントン」のように見えますが…
家族である以上、プレゼントの分だけ家のお金がマイナスになっています。
ただの企業戦略
「〇〇だからプレゼントあげましょう」というのは、ただの企業のマーケティング戦略に他なりません。
要は、「ホワイトデーにお返ししましょう」と宣伝した方が、お菓子が売れる… ただそれだけの話です。
言うなれば、「土用の丑の日」みたいなもんですね。
土用の丑の日には、別にうなぎを食べなきゃいけない理由なんてありません。
鰻屋や魚屋のただの宣伝文句です。
こう考えると、もしもバレンタインデーやホワイトデーのプレゼントが家の中で慣習化してしまうと…
あなたの家は、その後も一生、イベントのたびに「プレゼント代」という名のお金を払わされ続ける…ってことになります。
こう言っては身も蓋もありませんが、事実そうなので、基本的に「家族同士の贈答」自体、やめておく方がベターです。
もしも、本当にチョコレートが好きなら…
バレンタインデーなどに関係なく、食べたい日に食べたい分だけ好きなお店のチョコレートを食べれば済む話なのですから。
彼女にもお返しは不要?
また、あなたの恋人や彼女も同様です。
「イベントのたびにプレゼント」というような、「やたらと時流に乗りたがる女性」と付き合ってしまうと…
あなたがその後結婚したときに、あなたの家庭が苦労することになります。
「結婚が半分確定しているような彼女」の場合は、いっそのこと…
「お互い、こういうプレゼントはもうやめにしない?」と提案するのが、結局のところお互いのためになります。
完全に義理チョコのケース
しかし、彼女とそこまで親密ではなく、「完全に義理チョコ」という場合は…
彼女が「わざわざ買った」という気持ちを尊重しなければなりませんから、ホワイトデーにはお返しが必要です。
つまり、「義理であればあるほど、お返しが必要」ってことになります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、バレンタインデーの義理チョコに対し…
「ホワイトデーにお返しをするべきか否か」というテーマでお話をしてきました。
結局のところ、バレンタインデーやホワイトデーなんていうものは、ただの企業のマーケティング戦略に過ぎません。
「仕事の付き合いの義理チョコ」とかであれば、ホワイトデーのお返しも「仕事の一環」として割り切る必要があります。
でも、家族や恋人同士なら…
ホワイトデーなんてやめてしまって、できるだけ早い段階で、「無駄な出費をなくす」方が、長い目で見たときに最も家族のためになります。
ぜひ、参考になさってみてくださいね!