「陰キャだから、自分に自信が持てない…」と、悩んでいませんか。
近年、若年層を中心に、「陰キャ/陽キャ」という立て分けが非常に重視されるようになりましたよね。
あなたも、自分が「陰キャ」であることを卑下し、「このままで良いのだろうか」と考えているのではないでしょうか。
しかし、「陰キャ」なんていう言葉を気にする必要はありません。
今回は、あなたが前向きに「陰キャ」を貫くべき理由についてご紹介していきます!
なぜ陰キャが生まれた?
「陰キャ」というものを考える時に、忘れてはならない重要なことがあります。
それは…
「陰キャは、陽キャが勝手に作った概念である」
ということです。
つまり、自分を「陽キャ」だと考えている人たちが、勝手に「陽キャではない人たち」を仲間はずれにして、「陰キャ」と呼んでいるだけなんです。
陽キャが勝手に呼んでいるだけ
仮に、「クラス全員が陰キャ」というような状況を想像してみてください。
そういうクラスで、全員が自分たちのことを「陰キャだ」と呼ぶでしょうか。
そんなことはあり得ないですよね。
「陰キャ」というのは、陽キャの人たちが勝手にそう呼んでいるだけだからです。
つまり、「陽キャのグループ」というものが存在しなければ、そもそも陰キャも存在しない…ってことです。
ですので、「陰キャ/陽キャ」という立て分け自体が、本当に無意味なものなんです。
陽キャは群れたがる
では、なぜどこの学校やクラスでも、「陽キャ と 陽キャ以外」という区別ができてしまうのでしょうか。
その理由は、たった1つです。
それは…
陽キャには、「群れたがる」という習性があるからです。
群れると強くなったように感じる
例えば、「10人のクラスで、3人が陽キャ、7人が陰キャ」というような状況を考えてみてください。
10人の能力がそれぞれ均等なら、本来は平等のはずです。
でも、3人の陽キャは、群れて固まろうとします。
一方で、陰キャは、7人がそれぞれ別のことをしているため、グループで群れようとしませんよね。
すると、どうなるか。
団結した3人が、団結していない7人を従えようとするわけです。
仲間といると強く感じる
陽キャは、学校の休み時間などでも、絶対に1人では座っていません。必ず友達と一緒にいます。
人間を含め、動物というのは、群れた分だけ「強くなった」ように感じます。
すると、陽キャのグループが、力を持っているように見えるんです。
これが、陽キャがクラスや学校などで、常に場の中心になってしまう理由です。
何のことはない、猿や犬の群れと全く変わらないですよね。
陽キャは何が偉い?
もちろん、勉強や運動ができる陽キャもいますが、それ以外の「何の能力もない陽キャ」というのもいます。
彼らは、「ただ群れているだけ」なのに、スクールカースト(学校内の序列)の上位に位置しています。
なぜなら、スクールカーストにおいては、勉強や運動などの「具体的な力関係」よりも…
「コミュ力があって、学校生活を楽しんでいる」
そういうことが、最も重視されているからです。
コミュ力の重要性が高まる
でも、「陽キャが偉い」という錯覚が生まれ始めたのって、ついここ数年のこと、2010年頃からです。
一昔前までは、こういう「陽キャ的な学生」は…
「ふぬけた奴」
「口ばかり達者で中身が伴わない奴」
として扱われ、集団の上位には立てないのが普通でした。
いつの頃からか、日本の若年層の社会では、勉強や運動などの「具体的な能力」よりも、「容姿やコミュニケーション能力」が最も重視されるようになった… ということです。
そのため、たとえ喧嘩が強かったり、足が早かったり、勉強ができたとしても…
「陰キャでコミュニケーション能力が低ければ、上位には立てない」
という状況になっているんです。
では、どうすれば、「陰キャ」が、メリットを感じられるようになるのでしょうか
実際の能力の方が重要
ここまでお読みになってお分かりの通り、陽キャには「具体的な能力」というものはありません。
ただ、群れて、騒いで、強くなったように感じているだけの人たちです。
でも、一歩社会に出れば…
勉強や仕事、ビジネス、スポーツなど、自分一人の能力で勝負していかなければいけなくなります。
ですから、まずは「自分の能力を磨いていくこと」です。
英語が得意、絵を描くのが好き、魚釣りが好き… 何でもかまいません。
あなたが得意なことや好きなことを「とことんまで」やり続けてみましょう。
若い頃にそれをスタートできるのが「陰キャ」の最大の強みです。
自分の課題に取り組もう
あなたは、陰キャであることを卑下したり、無理をして陽キャになろうなんて考える必要はありません。
陰キャには、陰キャにしかできないことがあります。
陽キャが群れて、くだらない話をしている間にも、あなたは勉強や読書、稽古など、将来のメリットになることに集中して取り組むことができます。
これこそが、陰キャでいることの最大のメリットです。
まとめ
いかがでしたか。
「陽キャ/陰キャ」なんて言う立て分けは、本当にくだらないものです。
陽キャは、仲間がいなければ何もできないんです。
一生地元で、学校の仲間たちだけでつるみ続ける人たちは、それで良いのかもしれません。
しかし、そんなことでは世界が広がっていきませんよね。
あなたには、自分の能力を磨いていきさえすれば、外の世界へ出てからいくらでもやれることがあります。
「陰キャ」なんて言葉を気にせず、自分自身の目の前の課題に取り組むようにしましょう!
【 スクールカースト/陰キャ/陽キャ/キョロ充の意味とは 】