社会人になってから、学生時代の旧友と久しぶりに会った時、「会わなきゃよかった…」と後悔した経験はありませんか。
数年ぶりに出会って、喜びの再会となるはずだったのに…
「会って損した」と感じてしまうのは、お互いに残念なことですよね。
そこで今回は、あなたが久々に旧友に出会えたにも関わらず、『後悔』をしてしまう「3つの理由」をご紹介していきます!
1.「わざわざ会う」というリスク
社会人になると、「友達付き合い」というものが、学生時代までのそれとは大きく変わってきます。
最も大きな違いは…
「友人に会うために、わざわざエネルギーと時間と費用を費やさなければならない」という点です。
学生の頃であれば、学校に行けば友人とは必ず会えますから、「会うのが当然」という状態です。
そのため、「友人と会うためにわざわざ来たのに…」「会わなきゃ良かった…」
なんてことを、そもそも考える必要がないわけです。
要は、高校までは、友人と会うのは「タダだった」ってことです。
リスクとリターンが釣り合わなくなる
でも、社会人になると状況は一変します。
「わざわざ会いに来て、後悔する」というケースが頻繁に起こるようになります。
なぜなら、社会人同士の場合は、「会うためのリスク」というものがあるからです。
友人と会うために、あなたは電車に乗って出かけたり、お店に入ったりしなければいけませんよね。
こうなるとあなたは、その友人と会うために、それなりのお金と時間を費やしていることになります。
これは、いわば「投資」です。
それなのに、友人と会ったことによって、落ち込んだり凹まされたり、あるいは気分を害したり…
と、なってしまうと、「投資分の見返りがない」ってことになります。
極端な話、あなたが友人と会うために、交通費や食費など、5千円を費やしたとすれば…
「5千円分の価値はあったのか?」と考えてしまう…ってことです。
こうなると、「会って損した!」「会わなきゃ良かった!」と感じてしまうわけです。
2.共通の話題がなくなる
逆に、学生時代の友人とのつながりが、今からは考えられないほど「緊密」だったのはどうしてだと思いますか?
それは、「社会が狭かったから」です。
つまり、学生時代は、あなたも友人も「学校以外の世界がほとんどなかった」ということなんです。
もちろん、アルバイトに励む高校生もいますが、「バイトが生活の中心」というような高校生はむしろ少数派です。
ほとんどの生徒にとっては、やはり学校が生活のメインですよね。
こうなると、試験や部活、異性の生徒など、「学校の中の話題」だけで会話の内容はほぼすべて完結しますから…
「学校で話題がない」なんてことは滅多にないわけです。
でも、そんな旧友と社会に出てから会うと…
驚くほど、「共通の話題」が激減してしまいます。
世界が広くなった
これは、学校の話題が無くなってしまったのではなく、お互いの世界が「広くなった」ためです。
例えば、学生時代であれば、友人との会話では、学校内の話題がほぼ100パーセントを占めていました。
しかし、学校を卒業すると、関心の割合は…
「学校10:プライベート90」くらいにまで変化します。
あなたも友人も、「現在の生活や仕事」がお互いメインになります。
こうなると、「ただ高校が同じだっただけ」という理由で再会したところで…
特に共通の話題はない…ってことになってしまうんです。
3.選択肢がなかっただけ?
高校までの「友情」というものは、結局のところ…
「限られた空間の中だけで培われた友情」です。
少し「意地悪」な言い方をすると…
「他に選択肢がなかっただけ」なんです。
例えば、部活がサッカー部だったとして、あなたはサッカー部の部員を「選ぶことはできない」ですよね。
つまり、あなたの部活の仲間たちは、「あなたが選んだわけではない」ってことです。
どんな部員がいて、誰と一緒に部活に行って、誰と一緒に練習するか… というのは、完全に「偶然」です。
友人を選べるようになった
しかし、社会に出て生活の幅が広くなると…
自分で、自分の付き合う友人を選ぶことができます。
こうなると、極端な話…
「あれ? なんで俺はこんな奴とずっと仲良くしてたんだろう…」
と、感じてしまうわけです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、あなたが旧友と再会したにも関わらず、「後悔」してしまう理由として…
1.
会うためのリスクがある
2.
意外と共通の話題がない
3.
昔親密だったのは「たまたま」。今会っても親密になれるとは限らない
以上3つのポイントをご紹介してきました。
せっかくの感動の再会で「損した」と感じることのないよう、事前に心の準備をしておくようにしましょう!
こちらもぜひ、参考になさってみてください。