「やらなきゃいけないことなのに、ついつい後回しにしてしまう…」
「やる時間はずっとあったはずなのに、結局、最後に締め切りに追われてしまう…」
と、悩んでいませんか。
何でも、早め早めに前倒しで終わらせることができれば、「どれだけ楽だろうか」と思いますよね。
そこで今回は、あなたが仕事や自分の課題などを「後回し」にしてしまう最大の原因と、効果的な改善方法についてご紹介していきます!
1.危機感がない
物事を何でも後回しにしようと考える人には、大きく「2つの心理」があります。
1つ目は、「危機感がない」ことです。
夏休みの宿題、早めにやるタイプ?
これは、誰もが経験している「夏休みの宿題」を考えてみれば分かります。
「夏休みの最終日に、大量の宿題を抱える」
というのは、どう考えても「辛いこと」ですよね。
そのため、「危機感のある人」というのは…
「夏休みの宿題を早めにしておかないと、最終日に大変になる」
と、事前に予測して、早めの段階から少しずつ宿題に取り組むわけです。
つらいと分かっているのに…
しかし、反対に「危機感がない人」というのは、「後で大変になる」ということが頭では分かっているにも関わらず…
「今からやろう」という風に、なかなか具体的な行動に結びつかず、『後回し』になってしまうんです。
2.実感がない
また、後回しにする人の心理として…
「実感がない」
「リアリティがない」
という特徴があります。
「実感がない」というのは、自分の事であるにも関わらず、まるで「別の世界の事」のように考えることです。
別の世界の出来事?
「夏休みの宿題」の例で言えば…
「8月31日は、誰の身にも等しく訪れるはずなのに、まるで自分だけは、夏休みが『永遠に続く』かのように感じる」
ってことです。つまり…
「現実に、100パーセント、自分の身に起こること」
という風に認識できていないんです。
「危機感とリアリティがないこと」
この2つが、後回しにする性格の最大の原因です。
対処法はあるの?
「後回しにしないための対処法」というような記事を読むと、そのほとんどは…
「重要な仕事から先に始める」
というようなことが書いてありますよね。
例えば、明日が納期の仕事と、3日後が納期の仕事があった場合…
とりあえず先に、「明日必要な仕事から始める」…という具合です。
「重要な事」から始めると失敗する
でも、ちょっと考えてみてください。
「重要な仕事から先に始めよう」という発想ができるのは、上記でご紹介した「危機感や現実感がある人」のケースです。
でも、後回しにしてしまう人というのは、往々にして「危機感がない人」ですよね。
つまり、
「重要だとは頭では分かっているけれども、危機感がないから体が動かない」
という状態です。
そういう人に対して、「重要なことから先に始めましょう!」と教えても…
やはりなかなか実際の行動には結びつきにくいんです。
結果的に、「重要な仕事も、重要でない仕事も、どちらも中途半端」という事態になりがちです。
できることからやってみる
そこで、より確実な対処法としては…
「やりやすいものから先にする」
「自分が得意なものを先にする」
というやり方が効果的です。
例えば、夏休みに、英語と数学の宿題があって…
「英語のほうが楽」
「英語のほうが得意」
という状況なら、迷わず英語から先にやってしまおう、ということです。
こうしておけば、夏休みの終わりが近づいても、「英語はとっくに終わっている」わけですから…
「あとは数学だけ我慢すればいい」ってことになりますよね。
「英語も数学も、何も終わっていない」
なんていう状況に比べれば、はるかに「マシ」です。
中途半端が一番まずい
後回しにするタイプの人というのは、往々にして…
「結局、何一つ終わっていない」という状況になりがちです。
ですので、「重要かどうか」というのは、いったん考えるのをやめ…
「まずは、やりやすい事からやる」
「まずは、得意なものから始める」
という、習慣をつけるようにしてみましょう。
たったこれだけでも、あなたの「後回しにする癖」は劇的に改善されていきますよ!
自分の得意分野を知ろう
そもそも、「何でも後回しにするタイプの人」というのは…
「自分が何が得意で、何が不得意か」ということをよく把握できていません。
そのため、「やる順番」が分からなくなって、「結局、全部後回し」ってことになってしまうんです。
「とりあえず得意な事から始める」
という癖をつけておけば、複数の仕事や課題が与えられたときに…
「これなら、すぐにできそうだ」という風に、取り組む順番を選ぶことができます。
まずは、そこからスタートしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「後回しにする人」に共通する特徴として…
・危機感がない
・実感がない
この2つのポイントについてご紹介してきました。
危機感がない人に対して、「危機感を持ちましょう」というアドバイスは、あまり効果がありません。
それよりも、「とりあえずできることから」という発想をしてみることをオススメします!
「結局、全部後回し」ってことにならないよう、まずは…
あなたにとっての「最適な順番」を考えるようにしてみましょう。