「自分はメンタルが弱い」と悩んでいませんか?
一般に、「メンタルが弱い」というと、すなわち「欠点・デメリット」だと考えられがちですが…
実は、メンタルが弱い人だけが持っている「メリット」というものも数多くあります。
今回は、メンタルが弱い人の「5つのメリット」についてご紹介していきます!
メンタルは弱いままでいい
まず、メンタルが「強いか・弱いか」というのは、あくまでも人の「特徴」の1つです。
ゆえに、「メンタルが強いから良い、弱いから悪い」といった「二元的」なものではありません。
メンタルが強い人には「強い人なりのメリット」があり、同様に、メンタルが弱い人にも「弱い人にしかないメリット」が存在します。
こうしたメリットをきちんと認識しておけば…
・臆病だ
・勇気がない
・メンタルが弱い
といった、一見ネガティブに映る部分も、「欠点」ではなく「メリット」として前向きに捉えられるようになります!
では、1つずつ見ていきましょう。
1.大将格の人のサポートができる
世の中には、「カリスマ」と呼ばれるような、リーダー気質で親分肌の人がいます。
でもそういった人達が、すべて1人で叩き上げてきたのか?というと、そんなことはありません。
リーダーの周りには、必ずと言ってよいほど補佐役の人がいて、仕事の準備や雑用などを受け持っているわけです。
そこで、メンタルの弱い人の出番です。
メンタルの弱い人は、リーダー格の「メンタルが強い人」と組んで「補佐役」に回ったとき、最大限の力を発揮します。
実際、リーダーだけでは事は回りませんよね?
仕事にしても何かを運営するにしても、そういった補佐役の人が必ず必要になります。
そして、補佐役には、メンタルが強い豪胆な人よりも、どちらかというと「メンタルが弱い」慎重な人が向いているんです。
これこそ、メンタルの弱い人のメリットに他なりません。
2.慎重に準備できる
メンタルが弱い人には、「失敗を極度に恐れる」という心理的特性があります。
これをして「臆病」とも言えますが、見方を変えて良い捉え方をするなら「慎重」とも言えるのです。
慎重さのある人は、準備を入念に行なったり、全体の段取りを考えたりする仕事に非常に向いています。
これも、メンタルの弱い人のメリットの一つです。
3.失敗を最小限にとどめられる
メンタルの強い親分肌の人というのは、決断も早く行動も大胆、その分、時に失敗を恐れず向こう見ずなところがあります。
しかし、為すこと全てにおいて成功するとは限りませんから、万一失敗した時のリスクもまた甚大です。
対して、メンタルが弱い人は、失敗を恐れる心理が先に立つ分、行動は自ずと慎重で控えめです。
これまた、一見臆病のように映りますが、その慎重さこそ、時に失敗を最小限にとどめるブレーキになるのです。
例えば、メンタルが強い人は「売ること」を考えますが、メンタルが弱い人は「在庫を抱えない方法」を考えます。
売ることばかり優先して、万が一売れなかった場合、大きなダメージになりますよね。
「売れ残って、在庫を抱えることになったらどうするか…」
こういったリスク回避の発想は、仕事における有用な能力です。
メンタルの弱い人は、その能力を秘めている可能性がとても高いといえます。
4.聞き役に回ることができる
また、メンタルの弱い人は「自己主張が苦手」という特徴があります。
そのため、会話においては常に「聞き役」、簡単な返事と頷く程度で、自分から主張を展開することはまずありません。
これも一見「内気で存在感がない」かのようなイメージですが、一般に、人は話を聞いてくれる人を好むもの。
一方的に喋ってばかりの人よりも、自分の話を聞いてくれる人の方が好かれやすいのです。
あなたが、人の話を黙って聞き続けることができれば、その分だけあなたの支持者は増えていきます。
自己主張や決断は、メンタルが強い人に任せておいて、あなたはむしろ、積極的に聞き役に徹するようにしてみましょう。
これもまた、メンタルの弱い人のメリットと言えるのではないでしょうか。
5.中間的な役回りができる
先述の、「大将格の人と組む」ということとも関連しますが…
メンタルが強い人は、メンタルが弱い人の気持ちが分かりません。
そのため、チームや団体行動では、「合わない人」から反感を買うこともしばしば。
一方、メンタルが弱い人は、自分以外のメンタルが弱い人の気持ちを理解してフォローできます。
実際のところ、メンタルが強い人ばかりでは、団体行動はうまくいきません。
メンタルが強い人と弱い人、いずれの気持ちも理解できる「中間的な役回り」を演じられる人がチームには必ず必要なんです。
これもまた、メンタルの弱い人のメリットに他なりません。
変わろうとしなくていい
世の中には、「メンタルを強くする方法」や「メンタルの弱さを克服する方法」といったネット上の記事や書籍が数多くあります。
しかし、これらは全て、大筋として、「メンタルが弱い」イコール「悪い事」という前提で書かれています。
でも、ここまで記した通り、「メンタルが弱い」イコール「悪」ではないし、また、人の性格を変えるというのも容易ではありません。
実際のところ、あなたにしても、これまでに「メンタルを強くしよう」として挫折した経験があるのではないでしょうか。
だったら、それよりも…
「メンタルが弱いなりのメリット」に目を向けた方が、はるかに価値的だと思いませんか?
まとめ
いかがでしたか。
今回は、メンタルが弱い人の「5つのメリット」についてご紹介してきました。
1.
大将格の人のサポートができる。
2.
失敗を恐れるため、準備や段取りが入念。
3.
失敗したときのリスクを最小限にとどめられる。
4.
自己主張を控え、聞き役に徹する。
5.
他のメンタルが弱い人の気持ちを理解出来るので、職場やチームなどで中間的な役回りができる。
こうしてみると、「メンタルが弱い」というのは、1つの立派な特徴であり才能だと思いませんか?
いずれも、メンタルが強い豪胆な人にはできないことばかりです。
だからこそ、あなたもメンタルの弱さを「卑下」するのではなく、むしろ積極的に、そのメリットに目を向けるようにしてみましょう!