「頑張らないといけないのに、なかなか頑張れない…」
と、悩んでいませんか。
「頑張る」という言葉は意外にくせ者で、「頑張ろう」と考えるあまり、余計に頑張れなくなってしまう…
そんなこともよくありますよね。
特に、「うつ」で悩んでいる人に対しては、「頑張れという言葉は禁句」、とさえ言われています。
今回は、「頑張りたいのに、頑張れない」と悩んだときに知っておくべき4つの思考法についてご紹介していきます。
1.達成できなくていい
「頑張れない」と悩みがちな人の多くは、心のどこかで、次のような思い込みがあります。
それは、
「人生は何かを達成するもの」
という思い込みです。
そのため、「頑張らないと何も達成できない」と考え、達成できないことに対して自己嫌悪に陥ってしまうんです。
そこで、発想を変え…
「別に達成できなくてもいいや」
と、考えるようにしてみてはどうでしょう。
自分を責めてはいけない
例えば、あなたが資格試験の合格を目指して勉強していたとします。
この時、当然「頑張って勉強して、試験に合格する」という目標を立てますよね。
もちろん、それができる人なら、勉強して合格を目指すに越したことはないのですが…
「頑張れない」と言って悩む人にとっては、こうした「目標」そのものが本人を苦しめ、頑張れない自分を責めることにつながります。
現実的に考えると…
「頑張れない、でも、合格しなきゃいけない」なんていうのは、そもそも破綻しています
ハッキリ言って、勉強を頑張れない以上、合格なんて無理ですよね。
「頑張れない」という考えが頭から消えないようなら、いっそのこと…
「達成できなくてもかまわない」と、割り切って考えた方がよくないですか?
頑張れないなら、所詮合格なんて覚束ないし、そもそも高望みだったのかもしれないのですから。
2.楽しさを優先する
「頑張れない」と言って悩む人の多くは、「それを心から楽しんでいない」という共通点があります。
例えば、新しく配属された職場で、仕事が思うようにいかず、「頑張れない」と感じているのなら…
そもそもあなたにとって、その仕事は「楽しくない」ってことなんです。
いくら重要なことでも、微塵も楽しくなかったら、やはり続きません。
毎日の仕事の中で、何かしら自分の楽しみを見つけるか、あるいはどうしても楽しみが見つけられないようなら…
「いっそのこと、辞めてしまう」という選択肢も想定してみてはいかがでしょうか。
心身の健康、という観点から見ると…
楽しくない仕事を無理に続けるよりも、自分が本当に楽しいと思えることを一生懸命やるほ方が、はるかに重要です。
3.ゴールを設定しない
また、「頑張れない」と悩んだときは、「あえてゴールを設定しない」という方法も効果的です。
仕事で成果を出す、資格試験に合格する… などなど、これらは全て「設定されたゴール」です。
通常の状態であれば、「ゴールを設定して、それに向かって努力する」のは、十分な効果が期待できます。
しかし、「頑張れない」と感じている以上…
「前に進もうと思っても進めない」状態ですから、こうなると、ありもしないゴールだけが、いたずらにあなたを苦しめているに他なりません。
ゴールは、近づいてこそ意味があるものです。
「ゴールに全く近づけていないし、近づくにも進む気力さえない」
というような状態なら、いっそのこと、あえてゴールを何も設定しない方が、悩みも減れば傷ついたりもしないものです。
4.目の前のことに集中するだけ
ゴールも設定しない、達成も考えない、となると…
「じゃあ、どうやって課題に取り組めばいいの?」って話です。
これはこれで困りますよね。
何かを行なうときに、最も重要なのは…
「ただ目の前のことにだけ集中する」
これに、尽きます。
逆に言えば、「頑張れない」という考えが起こるのは、「気が散っている」証しです。
そもそも、人間の脳は、一度に多くのことを考えるようにはできていません。
たとえば、あなたが、職場で作業を命じられたなら、「その作業のことだけを考える」。
そうすれば、そこには「頑張る」なんていう発想はありません。
「先のことや目標などは何も考えず、ただ目の前にある課題だけに集中してみる」
必要なのは、ただこれだけなんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「頑張りたいのに頑張れない」と感じたときの効果的思考法として…
1.達成を考えない
2.楽しさを優先する
3.ゴールを設定しない
4.目の前のことにだけ集中する
以上、4つのポイントについてご紹介してきました。
ほんのちょっと考え方を変えるだけで、生きるのは本当に楽になります。
「頑張れない」と悩んだときは、ぜひ、参考になさってみてくださいね!