優柔不断な性格で悩んでいませんか。
物事には、全て「良い面」と「悪い面」があります。
つまり、優柔不断な性格でさえも、見方を変えれば、そこには数々のメリットが存在するということ。
そこで今回は、あなたが優柔不断のままでもかまわないと言える、優柔不断な性格の3つのメリットについてご紹介していきます。
1.最善の決断ができる
「なかなか決断できない…」
これが優柔不断ですが、別の見方をすると…
「いつでも、最善の選択しようとして、決断に時間がかかる」
とも言えます。
例えば、一人暮らしを始めるにあたり、アパートを探すとします。
この場合、即断即決ができるタイプというのは…
あまり深く考えず、その時のフィーリングでパッと決めたりしますよね。
でも、優柔不断なタイプの人は…
・その部屋を隅々までチェックしたり、
・近隣の他の部屋と比較したり、
・自分のお給料などを計算したり、
…など、様々なことが気になって、とにかく決断に時間がかかります。
そのため、即断即決できるタイプから見ると…
「なんでそんなに優柔不断なの?早く決めればいいのに」
なんて言われてしまうわけです。
でも、たとえ優柔不断だと言われても、即断即決を控え、周辺の部屋をじっくり探せば…
ひょっとしたら、もっと安くて良い部屋が見つかるかもしれませんよね。
もしもそうなれば、結果的にあなたは最善の決断をしたことになります。
これは、優柔不断な人が得られる最も価値のあるメリットです。
つまり、優柔不断な人というのは、決断ができないのではなく…
「最善の選択をしようとして、決断に時間がかかってしまう」ということなんです。
2.決断のコツがわかってくる
また、優柔不断で悩むのは、「決断のコツ」がまだ分かっていない「若いうち」だけです。
決断のコツというのは、「こういうシチュエーションでは自分がこちらを選ぶ」という、決断する時の「ルール」のようなものです。
これは、場数を踏んでみないことには分かりません。
例えば、あなたが、買い物や飲食をするお店を選ぶとき…
優柔不断だと、「どこのお店に入るか」が、なかなか決められませんよね。
でも、ある程度の場数を踏めば…
「こういう店構えのお店にはハズレがない」
「こういうタイプの店長は自分と相性が合う」
というように、あなただけの基準やルールのようなものが見えてきます。
こうなれば、しめたものです。
次回以降は、過去の基準に従って決断すればよいだけなので、いつでも自分にとって最善の選択ができるようになります。
また、決断までのスピードもはるかに早くなります。
たとえあなたが、これまで「優柔不断だ」と言われ続け、「決断のコツ」を見つけ出すまで、仮に「30年」かかったとしても…
一度、コツを身に付けてしまえば、残りの人生は、そのルールに沿って決断できるようになるわけです。
つまり、優柔不断だった若い時期は、「ムダではなかった」ってことになります。
3.慎重さが身に付く
また、優柔不断は、言い方を変えれば「慎重」を意味します。
即断即決の場合、その決断には失敗のリスクがつきものですが、優柔不断は優柔不断がゆえに、そのリスクを回避出来る可能性が残されています。
例えば、先ほどの「部屋選び」の例…
何気なく、その時の気分で選んだ部屋が、実は事故物件だった… なんてことはよくある話です。
たとえ優柔不断だと言われても、事前に十分な情報収集をして、最悪の決断を回避できるならそれに越したことはありません。
また、先ほどの「決断のコツ」とも関連しますが…
いつでも失敗のリスクを想定していれば、自ずと「危険察知能力」が身に付いていきます。
ドラマやアニメ等でよく出てくる「何やら危険なニオイがする…」というやつです。
これまた、場数を踏むことで身に付いていくものですから、この際あなたも…
「自分は、危険察知能力を磨いている」
と、考えてみるのもよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「優柔不断であること」のメリットとして…
1.
最善の決断ができるようになる
2.
自分だけの「決断のコツ」を身に付けられる
3.
慎重さや危険察知能力が身に付く
以上、3つのポイントについてご紹介してきました。
人の性格には、全て「良い面」と「悪い面」があります。
自分の優柔不断さを欠点だとばかり捉えるのではなく、良い面にも目を向けてみるようにしましょう!