人間関係のリセット癖で悩んでいませんか。
リセット癖とは、過去の人間関係をすべて一掃しようと考える「癖」を指します。
近年、ネット記事などで広く紹介されるようになりました。
また、こうしたリセット癖を持つ人が急増したため、「リセット症候群」なんていう言葉もあるほどです。
一方、自分のリセット癖を自覚しつつも、「やっぱり、昔のつながりも大切にしておきたいよなぁ…」という悩みもありますよね。
そこで今回は、そんなリセット癖を確実に解消できる「たった1つ」の方法についてご紹介していきます。
リセットは悪くない?
リセットするのは、必ずしも「悪いこと」とは限りません。
なぜなら、人間関係をリセットしたいと感じるのは、「そもそもお互いが必要としていない関係」の現れなので、無理してつなぎとめておく必要もないわけです。
むしろ、ただの知り合い程度の関係を維持するために、SNSやLINEに時間をかけるのは時間の無駄です。
それならいっそのこと、不要な人間関係はすべてリセットしてしまって、必要な関係だけに付き合いを特化する、という選択肢も充分「あり」ですよね。
その上で、「必要な関係」は、しっかり維持しておく必要があります。
では、次に必要な関係をリセットせずに済む方法についてご紹介していきます。
リセット癖を直す方法
リセット癖を解消するための方法は…
「他人から、必要とされる人間になること」です。
シンプルに聞こえますが、これが最も確実で効果的なリセット癖の解消法です。
お互い必要としていない
リセット癖の多くは、「お互いに必要としていない関係」によりもたらされます。
厳しい言い方をすれば、あなたが相手を必要としていないから、「リセットしてもかまわない」と思うのです。
また、相手にしても同様で、やはりあなたを必要としていないから、「リセットされても別に困らない」というわけです。
自分の専門分野を磨く
もしもあなたに、「他の人にはない特技や才能」があったなら、他人はあなたを放っておきません。必ずあなたを必要とします。
そうなれば、そもそも「リセットすべきか否か」なんて悩む必要もなくなります。
たとえあなたが、自分からは一切他人と連絡を取らなかったとしても、周囲はあなたを必要としたときに、あなたに連絡をとろうとします。
つまり、まずは「自分だけの武器を身に付ける」…これに尽きます。
中身がない関係の方が問題
自分だけの武器さえあれば、リセット癖に悩む必要はなくなります。
むしろ、「リセットしたくない」という思いが強すぎると、「中身」が伴わない人間関係ばかりが大量に継続するので、そっちの方が問題です。
そもそも「リセット癖」なんていう言葉ができるのは、現代人がリセットしても差し支えない関係ばかりを多く抱え込んでいるという背景があるからです。
たとえば…
「ぼっちを回避しようと、必死に人間関係を増やしてはみたけれど、結局、中身のある関係なんて全然生まれなかった…」
みたいな。
必要な人間になる
ここで、発想を変えて、
「リセット癖を解消したい」と考えるのではなく…
「リセットしても、他人からいつでも必要とされる人間になる」と、考えてみてはいかがでしょう。
中身のない関係は全てリセットして…
中身のある関係だけに集中した方がよっぽど価値的です。
相手のメリットを考える
若干厳しい言い方になりますが、あなたの人間関係がリセットされてしまうのは、あなたが彼らに必要とされていないからです。
前項でお話ししたように、リセット癖を直して友人との人間関係を維持してみたところで…
あなたが、友人に対してメリットを提供できなければ、友人はわざわざあなたに連絡を取ろうとは思いませんよね。
反対に、あなたがメリットを提供できる存在なら…
10年以上も会っていない友人でさえ、あなたを必要とする人が「必ず」あなたと積極的に「つながりたい」と思ってくれます。
自分の才能を伸ばす
ここで重要になるのが、あなたにしかない、あなただけの取り柄や特技、才能です。
人間関係のリセットに悩んだときは、何よりもまず、あなたの専門分野や得意分野を伸ばすようにしてみましょう。
まとめ
人があなたにメリットを感じれば、あなたの周りには自然と人が集まってきます。
こうなれば、「リセットすべきか否か」なんて考える必要はもうなくなります。
そもそも人間関係というのは、お互いにとって何かしらのメリットがあるのが前提です。
LINEやSNSだけの繋がりなんて、それこそ何のメリットもありませんよね。
仮に、LINEのつながりだけを維持してみたところで、メリットがない関係は、やはり長くは続きません。
「自分の専門分野を磨く」
これこそが、人間関係を構築していく上で一番の近道です。