先輩や友人から欠点を指摘されたりダメ出しされて凹んだ… という経験はありませんか?
「そんなの、ほっといてくれよ…」
「できれば、聞きたくないなぁ…」
って、思っちゃいますよね。
でも、「人からダメ出しをしてもらえる」っていうのは、実はかなりラッキーなことだって知ってましたか?
そこで今回は、人からの指摘やダメ出しに素直に耳を貸すべき理由と、ダメ出しを受けた時の心構えについてご紹介していきます!
指摘を素直に聞くべき3つの理由
他人から、あなたの欠点や問題点を指摘されたりダメ出しを受けたときは、素直に耳を傾けるようにしなければなりません。
それには、次の3つの理由があります。
1.自分では気がつかない
あなたが、他人の意見を尊重しなければならない最大の理由は…
その意見は、「自分では気がつかないことだから」です。
例えば、あなたが親友に対し、精神的・経済的に「依存」していたとします。
このとき、「依存している」という事実を自覚するのはなかなか難しいことです。
仮に気がついたとしても、「依存はよくないことだから直そう」とは、やっぱりなかなか思えないものなんです。
指摘されるのはラッキーなこと
でも、あなたの別の親友が、「お前、ひょっとして依存してるんじゃないの?」と言ってくれる…
これは、あなたがこれまで目を背けてきた現実を「指摘してくれた」ってことですから、素直に聞くようにしなければなりません。
もしもあなたがこのまま誰にもダメ出ししてもらえなかったら…
あなたはその後もずっと依存したまま…ってことも十分あり得るからです。
2.今後はめったに現れない
他人からダメ出しを受けたとき、ついつい「うっとうしいなぁ」「聞きたくないなぁ」と感じてしまうかもしれませんが…
実を言うと、20代半ばを過ぎたあたりから、「欠点を指摘してくれる人」というのはほとんど現れなくなります。
学校にいた頃は、学校の先輩や担任の先生、顧問の先生などがあなたを叱って、「その悪い癖を治しなさい」と教えてくれましたよね。
でも、こんな機会って、せいぜい10代ぐらいまでなんです。
20代半ばを過ぎると、こんな「貴重な」ダメ出しをしてくれる人なんて、もうめったに現れません。
それなのに、あなたの親友は勇気を出してあなたの問題点を指摘してくれた…
これが、どれほど「ラッキー」なことか… あなたは、この貴重な幸運を噛みしめなければならないんです。
3.悪い癖を直す機会は今しかない
他人があなたの欠点を指摘してくれるというのは、またとない貴重な機会ですから…
あなたはここで「自分の悪い癖を直すタイミングは、今をおいて他にない!」と捉えるべきなんです。
例えば、次のようなケースを考えてみましょう。
あなたが中学の部活で、「なんでも人のせいにするんじゃない!」と、顧問の先生から叱られたとします。
その後、「人のせいにする」という癖を特に改善しなければ、あなたの癖は直らずにそのまま続いていきます。
そして10年後、あなたが社会に出てから、再び「何でも人のせいにするな!お前自身の問題だ!」と上司から叱られた… という場合…
あなたは自分の欠点を、「10年ぶりに指摘してもらった」ってことになります。
次はいつ訪れるか分からない
今回、上司にあなたの悪い癖を指摘されて、それでも直らなかった場合…
単純計算して、次にあなたをダメ出ししてくれる人が現れるのは、また10年後になるかもしれない… ということです。
こうなると、あなたは自分の悪い癖によって、これからもまた他人に迷惑をかけ続けることになります。
だったら、今直したほうが「ラク」だと思いませんか?
10年に1回、あるいはもっと低い確率でしか出会えない貴重な機会なのに…
「そんな話は聞きたくない!」と言って、耳を塞いでしまう… これって、本当にもったいないことなんです。
反論はNG
人から痛いところを突かれると、ついつい…
「そんな話、聞きたくない!お前に関係ないだろ!」って思ってしまいがちですよね。
また、ただ思うだけでなく、実際に「余計なお世話だ!」と、声に出ちゃうことだってあります。
でも、他人から欠点を指摘されて、それに向かって反論する… というのは、実は最もやってはいけないことなんです。
反論すると、その人はもうあなたに指摘をしてくれなくなります。
これって、せっかくのラッキーな機会を自分から潰してしまっている…ってことなんです。
確実にあなた自身が良くなる
今回のテーマで、忘れてはいけないポイントが1つあります。それは…
あなたが指摘された問題は、それを解決すれば、確実にあなた自身の人生がうまくいく… ということです。
上記で、「依存癖」「なんでも人のせいにする癖」などを紹介していますが、これって、直らないよりも直った方が人生は確実にうまくいきます。
でも、あなたは、その事実に目を背けてこれまでの人生を生きてきたわけです。
そんなとき、あなたが自力では直すことができなかった「悪い癖」を別の人が気づいて教えてくれた…
だったら、今すぐ悪い癖を直すための努力を始めたほうがいい…ってことなんです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、あなたが他人から問題点を指摘されたりダメ出しを受けたとき、素直に耳を貸すべき理由として…
1.
自分では自分の悪い癖に気がつかない。今後も気づかない可能性が高い
2.
指摘してくれる人は今後めったに現れない。ダメ出しをしてくれる人は貴重。
3.
悪い癖を直す機会は今しかない。次にダメ出しをしてくれる人が現れるのはいつになるか分からない。
…以上3つのポイントについてご紹介してきました。
たとえその時は「聞きたくない!」って思っても、素直に耳を傾ければ、あなたの人生は、確実に今よりももっと良くなっていくんです。
ぜひ、参考になさってみてくださいね!
追記
ただし、他人からの指摘が「本当にあなたのことを思って言ってくれているのか」
それとも…
「ただあなたを批判したいだけなのか」…というのは、なかなか見分けが難しいですよね。
これについては、⇒【相手の親切心を見分けるたった2つの方法】
こちらの記事も、ぜひ参考になさってみてください。