他人から、「いつも責められているような気がする」と、感じていませんか。
これは、「アダルトチルドレン」の最大の特徴の一つです。対人関係において、常に「責められている…」と感じて、大きなストレスを抱え続けます。
しかし、「責められているような感覚」というのは、ほんのちょっとの発想の転換で、劇的に解消することができるんです。
そこで今回は、あなたが「責められている」と感じた時に効果的な「3つの思考法」についてご紹介していきます!
親の否定癖が原因
↑こちらの記事でもご紹介していますが、「他人からいつも責められているように感じる」という心理は…
幼少期からの「親の否定癖」によるものです。
小さい頃から親に否定され、「お前のせいだ!」ということを繰り返し吹き込まれて育った子供は、大きくなっても…
「自分のせいだ」
「自分は責められている」
という発想をしてしまいがちです。
こうした考えを、根本から解消するためには、次の3つの思考法が効果的です。
1.誰もそんなくだらないことを考えていない
「人に責められている」と感じた時は、「私を責めたところで、何も得しない」と、考えるようにしてみましょう。
仮に、あなたの「妄想」の通り、友人があなたを責めていたとして…
友人は、それによって得をするでしょうか。
もしも友人があなたを責めて、「あなたのせいだから、5万円を支払ってください」と言ったら、あなたは即金で払いますか?
…そんなの、払わないですよね。普通は、「はぁ?なんで俺が?」って思うはずです。
つまり、あなたを責めたところで、相手は1円も取れないし、何の得もありません。
世間の大人は、そんな「メリットのないこと」をわざわざしませんから、「誰もあなたを責めてはいない」…ってことなんです。
2.「人を責める」のは、幼い人がすること
あなたの周囲にいる人たちは、皆、自立した大人でしょうか。
それとも、精神年齢の幼い、子供のような人たちでしょうか。
基本的に、「人を責める」という行為は、「精神が幼い人」がすることです。
常識のある大人は、「人を責める」なんていう「無益」なことはしません。
例えば、あなたがちゃんとした職場で仕事をしているとしたら、同僚の人たちは、常識のある「ちゃんとした社会人」のはずです。
ですので、もしもあなたが「責められている」と感じたときは…
「こんなに頭のいい人が、私を責めるなんていう馬鹿げたことをするはずがない」
と、考えるようにしてみてはいかがでしょうか。
また、実際のところ、今まであなたを責めてきた人たちは、みんな頭の良い人たちばかりでしたか?
むしろ、精神的に幼い人や、病んでる人、性格の悪い人、そういう人たちがあなたを責めてきたのではないでしょうか。
ちゃんとした常識のある大人は、あなたを責めるようなことをしなかったはずです。
あなたは今、社会に出て、良識のある大人たちに囲まれているのですから、あなたを責めるような「幼い人」なんて、誰もいない…ってことなんです。
3.現状を良くすることを考える
アダルトチルドレンの人が最も苦手としているのが、「現状を伝える」あるいは「現状を伝えられる」という行為です。
例えば、あなたの職場で、朝、花瓶が割れていたとします。
すると、それを見た人は、「花瓶が割れていますね」というような言葉を言うはずです。
これは、ただの「現状報告」ですよね。それ以上でもそれ以下でもありません。
「現状報告」をされたときに必要なことは、「たった1つ」です。
それは…
「現状をよくすること」…これだけです。
ただ現状を伝えているだけ
しかし、アダルトチルドレンの多くは、「ただ現状を言われる」ということに慣れていないため、必ず「誰かが誰かを責めている」という発想をします。
先の花瓶の例で言えば、「あなたが花瓶を割ったんじゃないの?」と、言われているように感じてしまう… ということです。
そのため、アダルトチルドレンの人たちは、まずはじめに「いえ、私はやっていません」という返答をしがちです。
でも、職場の同僚はただ「花瓶が割れている」という現状をあなたに伝えただけです。
そこには、「誰のせいか」なんていう話題は一つも出てこないんです。
この場面で一番大事なことは、どう考えても割れた花瓶を片付けることですよね。
ですので、「責められている…」と感じて、「私のせいではありません!」なんていうことを言っている暇があったら…
その人と協力して、割れた花瓶を片付ければいいんです。
また、こうすれば、その人が「証人」になってくれますから、誰も「お前が割ったんだろう」なんてことは言いません。
【 あなたが責められていると感じる最大の理由 】
こちらの記事も、ぜひ参考になさってみてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「人から責められている」と感じた時に有効な思考法として…
1.
誰もそんなくだらないことを考えていない
2.
人を責めるのは、精神的に幼い人がする事
3.
現状を良くすることだけを考える
…以上3つのポイントについてご紹介してきました。
「人を責める」という行為は、「誰も得をしない」本当に不毛なことなんです。
あなたはそれを、小さい頃から嫌というほど味わってきたはずです。
それよりも、現状を良くするために、「もっと価値的なこと」に頭を使うようにしてみましょう!