あなたの周囲に、「他人の足を引っ張る」タイプの人はいませんか?
こういうタイプの人が同僚や仕事仲間の中にいると、チームワークが乱れてしまって、なかなか物事がうまくいきません。
今回は、「他人の足を引っ張ろう」と考える人の心理と、そんな人に遭遇してしまった時の対処法についてご紹介していきます!
「足を引っ張る」とは?
足を引っ張るという言葉は慣用句です。
実際にくるぶしを掴んで「ぐっ」と引っ張るわけではありません。笑
「相手の邪魔をしたり、迷惑をかけたりして、相手の物事がうまくいかないようにする」という意味です。
例えば、あなたが友人と一緒に資格試験の勉強をしているとします。
このときに、あなたの文房具や参考書をわざと隠したりして、あなたが勉強できないようにする…
というような行為を「足を引っ張る」と言います。
誰も得しない行為
でも、こんなの「全く無益だ」って思いますよね。
実際のところ、あなたの足を引っ張っている友人は、そんな「無益な」ことをしているヒマがあったら…
自分の勉強をしていたほうが、よっぽど価値的で生産的です。
ではなぜ、「他人の足を引っ張ろう」なんてことを考えるのでしょうか。
それには、次のような心理があります。
対抗心で足を引っ張る
「他人を足を引っ張る」というケースで最も多いのは…
相手への「対抗心」から、足を引っ張ってやろうと考えるケースです。
上記の例で言えば、友人はあなたに対抗心を燃やしているために…
あなたが勉強できなくなれば、その分だけ友人は「自分が上がったように」感じる… ということです。
相手を落として自分が上がる
一番わかりやすい例は、子供同士の勝負です。
例えば、あなたがクラスで1番足が速くて、2番目に早い子があなたに対抗心を燃やしていた… という場合。
その2番めの子が本来するべきことは、たくさん走る練習をして100m走のタイムであなたに勝つことですよね。
でも、足を引っ張るタイプというのは、「本来の勝負」とは関係のないところに頭を使おうとします。
そして、あなたに迷惑をかけたり危害を加えたりして、あなたを速く走れない状態にして、「自分が一番になろう」と考えます。
これが、「足を引っ張るタイプ」の典型的な発想です。
そもそも上下を決めたがる
「足を引っ張る」とは、相手への対抗心から、相手を蹴落として自分が上がろうとする行為です。
上記でご紹介した例は、あくまでも子供のケースですが、大人でもこういう「人として恥ずべきこと」を考える人というのは結構います。
こんなことをしてしまうのは、人間関係をとにかく「上下」で判断しようとするからです。
つまり、「自分と相手とでは、どちらが上でどちらが下か」という発想です。
こういうタイプは、日常のほんの些細なことでも「負けた!」と感じて相手に対抗心を燃やし、足を引っ張ることばかりを考えます。
でも、良識ある大人は、そもそもそんな発想自体がありません。
「勝った負けた」なんてことに頭を使うくらいなら…
自分自身の仕事や目標達成のためにエネルギーを使った方がはるかに価値的だからです。
向上心がない
「向上心」のあるタイプは、相手が自分よりも優れていると感じたら、「自分も何とか上を目指したい」と考えて努力します。
でも、「向上心」のないタイプは…
そもそも勝つための努力ができないか、怠慢で努力をしていないかのいずれかです。
だから、努力を続けている相手にはどうあがいても勝てません。
自分が相手よりも上になりたいのになることができない…
そのため、相手の足を引っ張って、自分が上になったように「感じる」… というわけなんです。
自分が本来すべき努力を棚に上げて、他人に迷惑をかけることで「満足」しているわけですから、その人間性はかなり「低劣」だと言わざるを得ません。
いわば、この世で最も「救われないタイプ」の人たちです。
対処法は?
足を引っ張るタイプに対するたった1つの対処法は…
「彼を無視して、彼がとても敵わないレベルにまであなたが上がること」です。
たとえば、あなたの同僚があなたに対抗心を燃やして、あなたの足を引っ張ろうとしているとします。
これは、彼の中に「同僚の分際で、俺様よりも優秀なのは許せない」という思いがあるからです。
同レベルなのに… という心理
逆に言えば、彼にとってあなたは「同レベル」なんです。
「同レベルだったはずなのに、どんどん自分よりも上がっていくのが許せない…」という心理です。
それなら、早い話、あなたがもっと努力を続けて、班長やリーダーなどに昇進すれば…
彼はもう、あなたに対抗すらできなくなります。
また、陸上のタイムなどのスポーツであれば、あなたが今よりももっと彼を「引き離す」ことです。
彼があなたの足を引っ張ろうとするのは、「同レベルのはず」という思いがあるからです。
ですので、彼のことは一切無視しましょう。
あなたは、あなたのすべきことに集中して、彼をさらに引き離す… これが、足を引っ張るタイプへの最善の対処法です。
指摘してはいけない
ここで、間違っても「俺の足を引っ張るな!」なんてことを相手に言ってはいけません。
ただでさえ、あなたに対して対抗心を燃やしているわけですから、そのあなたが面と向かって「足を引っ張るな!」なんて言ってしまうと…
さらに彼の対抗心が強まり、最悪の場合、あなたへの嫌がらせが激化する恐れがあります。
完全に放っておいて、「俺よりも上になりたいなら、なれば?」ぐらいに考えておくのがちょうど良いです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、「他人の足を引っ張るタイプ」の心理と対処法についてご紹介してきました。
常に自分が相手よりも上になろうとし、その対抗心から足を引っ張ろうとするわけです。
ハッキリ言って、かなりタチの悪いタイプです。
そんな人間とまともに相手をして張り合っても、あなたに害が及ぶばかりで、あなたにとってのメリットは何一つありません。
あなたが「最も避けるべきタイプの人」といっても過言ではないでしょう。
「他人の足を引っ張るタイプ」にはくれぐれも気をつけるようにしましょう!