「中学高校の頃から、いつも人になめられる…」
「優しすぎるから、なめられてしまうんだろうか…」
と、悩んでいませんか?
人になめられると、他人から下に扱われ、言いたいことも言えなくなってしまいますよね。
そこで今回は、人になめられた時の対処法と、なめられないための方法についてご紹介していきます。
「優しすぎる」は間違い
今回のテーマで、まず始めに押さえておくべき重要なポイントが1つあります。
それは…
「優しすぎるからなめられるわけではない」
ということ。
「人になめられる」と悩んでいる人の多くは、この点を誤解しています。
もしもあなたが「優しい人」で、「優しいからなめられる」と感じているなら…
あなたは、その「優しさ」を捨て去るべきではありません。
今の優しさを維持したままで、「なめられない方法」を考えるようにしなければいけないんです。
悪人ならなめられない?
「優しい=なめられる」と勘違いして…
「他人に一切優しくしないようにしよう」と考える人がいます。
要は、人になめられたくないあまり、自分自身が悪人になろうとする…。
しかし、それをやってしまうと…
「類は友を呼ぶ」の法則で、あなたの周りには「優しくない人」ばかりが寄ってくることになります。
それで、「なめられたくない」という問題は、一見解決したかのように思えるかもしれませんが…
自ら悪人になって悪人を引き寄せると、それはそれでまた別の弊害が発生するのは想像に難くないでしょう。
キャラは変えられない
例えば、次のようなケースです。
あなたが、「高校からなめられないようにしよう」と考えて、不良ぶったキャラを演じるとします。
うまく行けば、クラスの陽キャ(陽気なキャラ)にも認めてもらえて、「なめられない」ようにはなるかもしれません。
しかし…
「演じたキャラ」というのは、所詮「演技」にすぎないので、いずれ必ずボロが出ます。
それに、本当の優しいキャラがバレないように、ずっと気を遣うのは大変な上、不良じゃないのに不良を演じていると精神的にもストレスになります。
また、そもそも自分を偽ってクラスの不良たちとつるむことが、あなたにとって本当に幸せなのか… という問題もあります。
不良たちの仲間になれば、なめられないかもしれませんが、その「代償」として…
「人当たりが良く、周囲の人に対して優しい」という、かけがえのない「あなたの特性」を失ってしまうことになります。
優しさを捨てた以上、心根の優しい人は、あなたの周囲に来てくれなくなるでしょう。
結果、あなたは優しい人たちを退け、人の優しさを受けられなくなってしまうんです。
あなたが悪人になってしまう
そして、最も切実な問題は…
不良仲間が集まることで、あなた自身が悪に染まっていってしまうことです。
例えば、仲間が一緒になって悪事をする、となれば、あなたも必然的に付き合わざるを得なくなります。
警察沙汰になったり、それによって罰を受けたりするのは、他でもないあなたです。
また、これがエスカレートすると、あなた自身が本当に悪人になり下がり、周囲からなめられなくなる代わりに、「うとまれる」人生を送るハメになるでしょう。
「なめられたくないから」という動機はあるにせよ、これでは失うものがあまりにも大きすぎると思いませんか?
自分の信念を持つ
「優しさ」は、あくまでも貫くようにしなければいけません。
その上で、なめられないために必要なのは…
「周囲から何を言われても信念を貫く」という、固い意思です。
部活の鬼コーチは悪人か
これは、「部活の鬼コーチ」を想像すると分かりやすいです。
普段は「優しい先生」だけど、部員全員から「厳しい人」として恐れられているような鬼コーチ、学校にいませんでしたか?
こういう鬼コーチは、「絶対に譲れない信念」を持って部活にあたっています。
譲れない信念があるからこそ、いつもは優しくしていても、部活の練習になると、人が変わったように厳しい指導に徹します。
こういった人が、普段生徒に優しくしているからといって、生徒になめられるでしょうか?
そんなことは、ないですよね。
優しい人に人はついてくる
逆に、優しさのカケラもないような非情なコーチなら、人はついてきません。
「いつもは優しいけれど、芯が一本通っていて、絶対に信念を曲げない」
こういう人だからこそ人望も厚く、人からなめられたりは決してしないんです。
また、いつも人に優しくしているため、自身も人からの優しさを受けられます。
「他人に一切優しくせず、悪人ばかりを呼び寄せる人」と…
「普段は優しいけれど、信念があって、周囲からも優しさを受けられる人」…
どちらが良いかは、一目瞭然ですよね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、多くの人が誤解を抱いている、「優しすぎるからなめられる」というテーマについてご紹介してきました。
「優しすぎる」というのは、かけがえのない「あなたの特性であり魅力」です。
あなたは、そうした自分の魅力に誇りを持つようにしましょう。
その上で、「これだけは譲れない」という固い信念を持つ…
これが、優しさを維持したまま、人からなめられないようにする最善の方法です。