世の中には、「自分のことをあまり話したがらないタイプ」の人がいます。
こういうタイプと一緒にいると、「何をどう会話すればいいんだろう…」と気疲れしてストレスになりますよね。
そこで今回は、自分のことをあまり話そうとしない人と会話するときの対処法を3つご紹介します。
ペースを乱されてはいけない
口数の少ない人と一緒にいるとき、あなたが最も気をつけるべきは…
「自分のペースを乱されないようにする」ことです。
相手が自分について全然話してくれないと、会話も成立せずに場がもたなくなります。
すると、こちらとしては、つい「何か話さなくちゃ!」と気が焦るものです。
本当は別に自分から話題を振る必要などないのですが、相手が話さないと気持ちは自然とそうなります。
そこで場を繕うために見当違いな話題を持ち出そうものなら… 逆に相手から引かれてしまうなんてこともよくある話です。
話しているシチュエーションにもよりますが、もしも親睦を深めるためなんて場合、本来の目的が果たせないばかりか、かえって関係が遠のきます。
ムリに話題を探さなくていい
相手の口数が少なくて、自分から全然話してくれないのなら、無理に話題を探す必要はありません。
気を回し過ぎて焦ったりせず、あなたが一番話しやすいテンポで話す…
そうしていれば、たとえ会話の言葉数は少なくても、お互いストレスがありません。
無理に会話なんてしようとするより、その方がお互いよっぽど快適だと思いませんか?
相手は「話さない沈黙」に慣れている
自分の話をあまりしない相手と一緒にいるとき、あなたがぜひ覚えておくべき重要なポイントがあります。
それは…
「相手は、沈黙に慣れている」ということです。
これは、至って自然ですよね。
なぜなら相手は、「あなたといる時にだけ、話さない」…ってわけではないからです。
もちろん、そういうケースも稀にはあるかもしれません。
でもほとんどの場合、「自分のことを話さないタイプ」は、もう既に何年もの間、誰に対してもそういうスタンスのはずです。
いや、むしろスタンスというより、そういう人なんですね
そのため、「相手は昔から沈黙に慣れている」と見るべきです。
沈黙を破ろうとしなくていい
だったら、あなたとしては…
・どうやって沈黙を破ろうか
・何か共通の話題はないだろうか
なんてことをわざわざ考える必要はないんです。
相手は、沈黙に慣れているタイプですから、あなたは自分の話そうと思うことだけ、必要最低限話していればそれで十分です。
質問し過ぎるのはNG
また、相手が自分から話そうとしないため、沈黙が我慢できずに、ついつい「質問攻め」のようになってしまう人がたまにいます。
しかし、これはあまりオススメできません。
なぜなら相手が、「もともと質問されるのがあまり好きではない」可能性があるからです。
ムリな質問は迷惑がられる
もちろん、職場の業務上のことや、どうしても必要な内容であれば、質問するのはかまいません。
しかし、例えば…
「ここに来る前はどんな職場にいたの?」
「実家は何県? 学校はどこ?」
みたいな、プライベートな内容をあまり無理に聞かないようにしましょう。
相手が質問を嫌うタイプの場合、かなりの高確率で迷惑がられます。
あなたにしてみれば、わざわざ気を使って質問しているにもかかわらず、「うざい」なんて思われたら目も当てられませんよね。
相手のペースに惑わされることなく、あなたは普段通りに自然体を保ちましょう。
相手にも「無理さ」が伝わる
また、口数の少ない相手に対して、無理に話しかけようとすると、あなたの「無理さ」が伝わってしまいます。
極端な例を挙げると、「今日は良い天気ですね」という、たった一言…
それでさえ、あなたが本当に「いい天気で気持ちが良い」と感じて言っているのか…?
あるいは、単に場をつなぐため、無理して話しかけてきているのか…?
それらが、あなたの口調や顔色などから、相手に伝わってしまうからです。
こうなると相手は、心を開いて話してくれるどころか…
「えっ、心にもないことを言って、わざわざ無理して話しかけてくれなくていいんだけど…っていうか迷惑」
なんてことを思わないとも限りません。
口数の少ない相手に話しかけるときは、本当にあなたが思っていることだけを話すようにしましょう。
また、その方が、より誠実な印象を相手に与えられるはずです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、口数が少なく、自分のことをあまり話そうとしないタイプに話しかけるときの注意点についてご紹介してきました。
1.
相手は沈黙に慣れている可能性が高い
2.
質問を多くするのはNG
3.
ムリに話しかけると、あなたの「無理さ」が伝わってしまう
大切なのは、あなた自身の「快適さ」や「テンポ」です。
なぜなら、相手は話さない沈黙になれていて、別に会話に不自然な隙間ができても気にしないからです。
というより、むしろ話さない、その沈黙が居心地いいのかもしれません。
それに、相手に合わせようとしてみたところで、無理がバレて、相手に見抜かれてしまうのがオチです。
無理をせず、あなたが話したいことだけを話すようにしましょう!