「いつも後悔ばかりしている」と悩んでいませんか。
後悔というのは、いわば「癖」のようなもので、一度「後悔癖」がついてしまうと直すのは大変。
なんとか、「後悔しない生き方」を見つけようにも、その道のりは容易ではありません。
実はですね、後悔癖のある人には、ある一定の特徴があるのですが、自分の「後悔癖」の認識こそが、後悔しない生き方を手に入れるための第一歩に他ならないんです。
そこで今回は、後悔する人の特徴と、後悔しない生き方を手に入れるための「たった1つのコツ」についてご紹介していきます!
決断を渋る
実は、「後悔」というのは、「決断力」と、かなりの部分リンクしています。
つまり…
・決断できる人ほど後悔しない
・反対に、決断ができない人ほど後悔しやすい
このようになっています。
なぜなら、後悔しやすい人というのは…
「やった後悔」よりも、「やらなかった後悔」がほとんどだからです。
あなたも、自分の過去を振り返ってみて、数多くの「やらなかった後悔」が思い浮かぶのではないでしょうか。
やった後悔はすぐに癒える
海外の大学で行なわれた、ある心理学の研究によると…
人は、「やった後悔」よりも「やらなかった後悔」の方が、より記憶に残りやすいという事実が明らかにされています。
例えば、あなたは高校生、「好きな人に告白する」という例で考えてみましょう。
仮に、勇気をもって告白し、結果、失敗に終わったとして…
「あの時、告白しなきゃよかった…」なんて、その後3年も5年も後悔し続けた… なんて人を見たことってありますか?
告白が失敗した傷なんて、せいぜい1~2ヶ月もすれば消えていくものです。
あなたの周囲にいる「告白に失敗した友達」を見ればそれは明らかではありませんか?
彼らは皆、告白が失敗した後も、非常に「あっけらかん」としていたのではないでしょうか。
やらなかった後悔ほど記憶に残る
でも、「告白しなかった後悔」となると、そうではありません。
高校の3年間ずっと、下手をするとその後一生…
「なぜあの時、勇気を出して告白しなかったのだろう…」なんて後悔し続けるケースだってあり得ます。
つまり、「やって失敗した後悔」よりも「やらなかった後悔」の方が、より鮮明に「辛い思い出」として記憶に刻まれるんです。
記憶に刻まれる理由
しかし、なぜ、やらなかった後悔ほど記憶に残りやすいのでしょうか。
先述の海外の研究チームは、その理由について、次のような結論を出しています。
それは…
「やった行為の損失は計算できても、やっていない行為の損失は計算できないから」です。
損失が計算できるか、否か
例えば、ビジネスを例にとって考えてみましょう。
あなたの目の前に、「100万円の投資のチャンス」が巡ってきたとします。
投資が失敗した場合、あなたの損失はマックスで100万円です。
すると、仮に投資が失敗に終わり、後悔したとしても、それは「マックス100万円分の後悔」に他なりません。
もちろん100万円は大金ですが、それでも一生をかけて悔やむほどの額でもありませんよね。全額失うかどうかも分からないし。
思い出して、後悔する
でも、もしも投資を「しなかった」として、その「しなかった決断」を後悔した場合…
「ひょっとしたら、あの投資によって何倍もの利益を生み出せたかもしれない…」
と、このように考え始めますから、損失は「100万円では済まない」って話です。
その後、何度も何度も思い出しては、「やっておけば良かった…」「なぜためらったのだろう…」と、その度に悔やみ続けるハメになるでしょう。
これがつまり…
「やっていない行為の損失は計算できない」という証し。
ゆえに、やらなかった後悔の方が損失を大きく感じ、記憶に長く残るという理由です。
また、先述の「告白しなかった後悔」も同様。
「もしも告白してうまくいっていたら、今頃ひょっとして結婚してたかも…」
そんなことを考え始めたら、もはや損失は「計り知れない」ですよね。
後悔しないコツ
まとめると、
・やった後悔はその時だけ。損失も計算が可能。
・でも、やらなかった後悔は、損失を計算できないため長く記憶に残る。
このような結果となります。
もしも、「やるべきか、やらざるべきか」迷った際は…
「やらなかった方が、100パーセント後悔する」と自分に言い聞かせ、いわば「鉄則」としてそれを認識することです。
そのうえで、できるだけ「やる方向」で考えてみるようにしましょう。
これが、後悔しない生き方の「コツ」です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、後悔しない生き方のコツについてご紹介してきました。
実際のところ、あなたが現在進行形で後悔している記憶や出来事も、そのほとんどは「やらなかった後悔」ではないでしょうか。
犯罪や人に迷惑をかける行為ではなく、少しでも「良い事」だと思えるなら、勇気を出してやってみた方が後悔は少ないんです。
無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、これが紛れもない事実です。
人生の決断を迫られたときは、ぜひ、参考になさってみてください!