「どうもやる気が起きない…」
「何をやってもうまくいく気がしない…」
と、感じていませんか。
うつ病は、それまで全く兆候がなかった人でも、突然襲われることがあります。
特にアラサーの時期は、これからの人生のことを考えたり、周囲のうまくいっている人たちと自分を比べたりして、ついつい気分が落ち込んでしまいがちです。
でも、ここで薬に頼ってしまうと、なかなか寛解できないばかりか、その後もずっと薬のお世話になってしまうことだってあるんです。
できれば、薬を飲まずに、自力で「うつ」を治していきたいですよね。
そこで今回は、薬に一切頼らずに、うつ病の症状を自力で緩和するための、5つの方法についてご紹介していきます。
薬を飲まずにうつ病を改善する5つの方法
1:物事を判断しない
うつ病でもっとも気をつけなければいけないことは、自分で自分の人生を悲観してしまうことです。
うつになってしまうと、どうしても、「何をやってもうまくいかない…」「もう生きてきていてもしょうがない…」などの、ネガティブな妄想にとらわれてしまいますよね。
しかし、ここで大切なことは、「判断」をしないことです。
つまり、あなた自身が「もう何をやってもうまくいかないはずだ」と、自分で「判断」をしてしまっている、ということです。
「うまくいくか、いかないか」なんて、誰にも判断できませんよね。
しかし、うつ病になってしまうと、マイナスの思考にとらわれてしますから、マイナスの判断をしてしまいがちになります。
まだ何も物事が起こっていないにもかかわらず、です。
ですので、うつの時期は、「もうダメだ」なんていう早急な判断は禁物です。
何事も早急な判断はせず、「ダメかどうかなんて、誰にもわからない」と考えておくことが、「うつ」とうまく付き合っていくための重要なポイントです。
2:魚を食べる
あなたはここ最近、魚を食べていますか?
イワシやサンマなどの青魚に含まれているDHA(不飽和脂肪酸)が、うつ病の改善に効果がある、という研究結果があります。
このため、日本でうつ病の患者が増えているのは、日本人が魚を食べなくなったことが原因の1つだとも考えられているんです。
また、これに関連して、豚や牛などの肉類を多くとり続けていると「うつ」になりやすい、というデータもあります。
つまり、毎日の食事で、「肉を減らして魚を増やす」…これだけでも、うつの改善には大きな効果が期待できるってことです。
ですので、今後食事の際は、肉料理のウェイトを徐々に減らしていき、焼き魚や缶詰など積極的に魚を食べるようにしていきましょう!
3:太陽を浴びる
うつ病の症状を緩和するための最もシンプルで効果的な方法は、外に出て太陽を浴びることです。
「屋外で太陽光線を浴びている人ほど、うつになりにくい」というデータもあります。
これは、脳内の「松果体」という組織が、太陽光線を浴びることによって活性化し、「やる気ホルモン」であるセロトニンが分泌されるためだと考えられています。
ただ太陽を浴びるだけでやる気が出てくるのですから、すごく簡単な改善方法だと思いませんか?
ですので、気分が落ち込んでしまいそうなときは、とりあえず外に出てみましょう。
目的がなくても、日なたを散歩しているだけで気分が晴れてきますから、うつ病の症状も確実に緩和されていきますよ!
4:深呼吸をする
気分が落ち込んだときには、一旦手を止めて深呼吸をしてみましょう。
落ち込んでるときというのは、息が浅くなっている時です。
試しに、あなたも今、自分の呼吸に意識を向けてみてください。とても浅い呼吸をしていませんか?
「呼吸が浅い」というのはつまり、呼吸が速まって、回数が増えている…ってことです。
呼吸が浅くなると、気が散漫になって平静を保ちにくくなります。
ですので、少しでも「マイナスの感情」が沸いてきそうなときは、考えるのを一旦やめて、ゆっくりと深呼吸をするようにしましょう。
呼吸をコントロールして、動悸などの症状を緩和する方法については、【 呼吸コントロール法 】の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考になさってみてください。
5:話を聞いてくれる人と付き合う
先輩や上司から「ダメ出しをされて落ち込んだ…」という経験はありませんか?
うつ病のときには、できるだけ次のようなタイプの人とは付き合わないようにしましょう
●ネガティブな発言をする人
●あなたを低く評価する人
●あなたを批判する人
こういう人が近くにいると、その度にうつのスイッチが入ってしまって、なかなか寛解することができません。
ですので、こういうネガティブな人たちをできるだけ遠ざける必要があります。
もしも、「職場で毎日顔を合わせなければならない」という状態があまりにも辛い… というのであれば、休職や退職も視野に入れておく必要があります。
重要なのは、ネガティブな人を遠ざけ、「あなたを否定しない人・あなたの話を聞いてくれる人」に近づいていくことです。
そして、1人でもそういう人が身近にいるなら、あなたの落ち込んでる気持ちをどんどんその人に聞いてもらうようにしましょう。
今のあなたには、「叱らずに受け入れてくれる他者」が必要なんです。
気持ちを言葉にして外へ出すだけでも、かなり楽になりますよ!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、薬を使わずに、自力でうつ病を緩和するための方法として…
1.「ダメだ」「無理だ」などの判断を一旦やめる
- 魚を食べる
-
太陽光を浴びる
-
深呼吸をする
-
あなたを否定せず、あなたの話を聞いてくれる人に近づく
…以上5つの方法をご紹介してきました。
まずはこの5つを日常的に心がけて、習慣にしていきましょう。たったこれだけで、うつ病の症状は、大幅に緩和されていきます!